印鑑を購入するなら値段だけではなく材質や印影にもこだわろう!

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日常のいろいろな場面で必要となるのが印鑑です。まず、書留や宅配便の受け取りで使いますし、銀行口座を作る時にも使用します。また、保険の契約書や仕事上の書類に押すこともあります。印鑑はもう一つの自分の顔ともいえる大事なものです。

ですので、印鑑を購入する時に材質や印影にこだわる人が多いのも頷けます。最近は格安印鑑が人気になっていますが、値段だけではなく印鑑のクオリティーにも目を向けたいものですよね。

印鑑の基礎知識を知っておこう

印鑑とは何でしょうか。「ハンコ」「実印」「認印」「銀行印」「シヤチハタ」いろいろな呼び方や種類があります。日常生活でハンコと言えば認印を指すことが多いようです。というのは、実印が必要な場合は実印とはっきり指示されるからです。

実印は法的根拠を示すものなので、複製の難しい印影が使用され、印鑑の材質も高価なものが選ばれます。実印ではないただのハンコは、実印でなくても大丈夫な時に使われます。また、認印と銀行印は用途が違います。銀行印は大事な銀行口座に関するハンコなので、認印よりも立派なハンコの場合がほとんどです。

そして、シヤチハタは会社の名前で、シャチハタのような小文字ではなく、大文字のシヤチハタが正解です。朱肉がいらない便利なハンコとして愛用されています。

印鑑の素材にはいろいろな種類がある

印鑑の素材にもいろいろな種類があります。

・オランダ水牛

・琥珀

・柘植

・彩樺

・黒水牛

・象牙

・チタン

・シトリン

・ローズクオーツ

・カーボン実印に使われる高級な素材から、認印などの普及品で使用される安価で手ごろな素材まで様々です。彩樺や柘植のような木材や、チタンなどの金属、象牙などの天然の素材があり、用途によって使い分けられています。

例えば、象牙を使用するなら実印でしょう。象牙の認印というのはあまり聞かないものです。また、仕事などでよく押すことが多い印鑑には、チタンなどの金属が耐久性の面で向いています。そして、彩樺や柘植の印鑑は軽くて使いやすいので、普段使いにはもってこいです。

機械掘りと手彫りの違い

昔は印鑑と言えば手彫りでしたが、最近は機械彫りの印鑑が出回っています。ネット通販などの格安印鑑は、ほとんどが機械彫りです。仕上げを職人が受け持つこともありますが、その分高価になります。仕上げのキレイさなら、やはり手彫りに軍配が上がります。

印影も手彫りの方がはっきりするので、実印はもちろん、銀行印も手彫りの方をおすすめします。ですが、最近は実店舗でも、機械彫りを取り入れているお店が出てきました。印鑑を購入する時には、用途と値段とをよく考慮し、使用目的にふさわしい印鑑を選ぶようにしましょう。

実店舗で購入するメリット

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印鑑を購入するときは、実店舗かネット通販を利用することがほとんどです。《参考元|印鑑 通販|印鑑ダイレクト

実店舗で印鑑を購入するメリットとしては、印鑑の素材を確認することができる点がまず挙げられます。自分の目でチェックできるので、届いた後に後悔することはありません。また、実際に手に取って選べるので、手触りや使いやすさを知ることもできます。

実印は一生ものなので、実店舗で満足のいく製品を選ぶのがよいでしょう。さらに、印影も複雑な書体を選択できます。他には無い、自分だけの印鑑を持つことができるのです。

実店舗で購入するデメリット

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実店舗で印鑑を購入するデメリットとしては、まず値段が高価になりがちだという点が挙げられます。品質の良い素材を使用しているとしても、割高感は否めません。実店舗は店舗の維持費や広告費などがかかるため、どうしても値段が高くなります。

また、実店舗で印鑑を購入すると、納品まで1~2週間ほどかかります。今すぐ印鑑が必要な場合には、実店舗ではなく、ネット通販を利用しましょう。逆に、高価な実印を発注するのなら、多少時間がかかっても実店舗を選ぶのが良いでしょう。

法人印鑑の購入への関心が高まる理由とは


ネット通販で購入するメリット

ネット通販で印鑑を購入する最大のメリットは、やはり値段の安さでしょう。格安印鑑はもちろん安価ですが、そうでない印鑑も実店舗と比較するとかなり安く購入できます。ネット通販が印鑑を安く販売できるのには、いろいろな理由があります。

まず、店舗を持たなくても良いので維持費がかかりません。また、HPで宣伝ができるので広告費も安くあがります。さらに、ネット通販は取扱量が多いので、印鑑の素材をまとめて注文できます。こういった理由で、印鑑の質を余り下げることなく安く提供できるのです。

他にも、ネット通販のメリットには、納品の早さも挙げられます。早いお店だと、即日発送、翌日納品が可能です。もし、今すぐ印鑑が欲しいのなら、ネット通販を選ぶべきです。

印鑑をすぐにでも購入したい場合はどこへ行けばいい?

ネット通販で購入するデメリット

これは実店舗のメリットの裏返しになりますが、ネット通販のデメリットは、手元に届くまで現物を確認できないという点です。HPの写真で見たイメージと、現物の印象が違うということもあるのです。なぜかというと、彩樺や柘植は個体差があるので、写真通りではないということが起こるのです。

そういった意味では、チタンなどの金属製の印鑑を選ぶのがベターでしょう。しかし、金属製だと値段が上がってしまうので、格安印鑑としてのメリットが半減してしまいます。

実印を作る時の注意点

実印は、押印した書類に法的根拠を与えてくれる大事な印鑑です。そのため、実印を作る時には注意すべき点がいろいろあります。まず、印影の書体にはこだわりましょう。実印は自分の顔ともいえる印鑑です。同じ苗字の人と重ならないよう、よくあるフォントを利用した印影は避けるべきです。

また、実印は役所で印鑑登録をしなければなりません。印鑑登録の手続きは各役所で違うことがあるので、地元の役所が指定するサイズなどに合う印鑑を選びましょう。さらに、実印は一度作ると長い期間使用するものです。

使用を繰り返したからといって、ふちが欠けたりしないような、信頼性のある素材を選ぶのが肝心です。満足のいく印鑑を、じっくり選ぶようにしましょう。

印鑑は使いまわししないのが基本

印鑑は用途に合わせて複数持つようにしましょう。少なくとも、実印、銀行印、認印の3本は必要です。なぜなら、実印を使いまわすのは、危険なことだからです。どこかで印影をコピーされ、複製されるか分かりません。犯罪に巻き込まれないように、使用する用途ごとに分けるべきです。

また、銀行印と認印も分けて使用しましょう。というのは、認印は手軽に使用できるため、ついつい紛失してしまうことがあるからです。銀行印を紛失してしまうと大変です。その危険性を防ぐためにも、認印と銀行印は別の印鑑にしましょう。

なお、認印の他に、シヤチハタが一本あると便利です。朱肉がいらないので、すぐに印鑑を押すことができるからです。